なにか書きたい。

自由気ままに生きる29歳が思いのままになにか書きます。

『岡崎に捧ぐ』の感想言いたい〜

『岡崎に捧ぐ』という作品を知っているだろうか。

山本さほさんが描く、幼なじみの岡崎さんとの友情物語だ。

 

私は最近、やっとKindle版を買って読んだ。

『岡崎に捧ぐ』の内容は、Twitterやnoteで情報をキャッチして結構読んでいたので、知っているお話もあったけど、やっぱりおもしろい。

 

これは…あっという間に読んでしまうな…と思った私は、買った後、少し読んですぐにKindleアプリを閉じた。が、次に開いた時には「読んじゃえー(2も出てることだし)!」と一気に読んでしまった。

 

舞台は私たちアラサーの、小学生時代。

「ああ〜いたいた、こんな子!」という子たちがたくさん出てきて、まるで自分の過ごした時代そのままが描かれているようだった。

 

次々と登場する山本さんの友達には、大人の私から見ると複雑な家庭に育った子もいる。

でも、山本さんたちはそこを深読みしたりしない。

子どもながらに「ふーん、そうなんだな〜」という軽いノリで受け止め、自分たちの世界で理解し、また次の日もその子たちと楽しく過ごしていたのだろう。

 

最後の山本さんのあとがきを読んで、思わず泣いてしまった。

あの頃、一緒に校庭を走りまわった友達も、家に帰ればいろいろと複雑な家庭環境にいたのかもしれない。

それは今、道を歩けば見掛ける無邪気で幼気な小学生の子たちもそうなのかもな。

そう思った。

 

もうアラサーにもなって、幼いころのことは勿論、高校時代のことさえもどんどん忘れ去っている私。

小学校の運動会で踊ったエイサーを、中学生になってからも踊れる同級生を見て「よく覚えてんなー」と関心したほどの私。

そんな私でも『岡崎に捧ぐ』を読むと、不思議と小学生のころをちょっとずつ、ちょっとずつ、思い出した。

 

山本さんたちは私より学年は2つか3つ上の人たちのようだ。

でも内容を読んでいるとドンピシャな気がした。

山本さんが岡崎さんと遊びに行っていたゲーセンに、私は4つ下の弟と行っていた。

山本さんと岡崎さんのようにうきうきしながらゲームしていた。

 

山本さんも岡崎さんも本当に愛らしくて、その2人が楽しそうにしているのを見ているだけで、とても幸せな気持ちになった。

こんな風に今の子たちも、誰かと楽しく過ごせていたらいいな。

もし、家に帰るのが憂鬱だったとしても、毎日一緒にいて楽しいと思える友達がそばにいてくれたらいいな。

 

岡崎さんは本当に素直で、控えめで、いい子だけど、ちょっぴり問題のある家で育ったみたいだ。そんなこともコミカルに描かれているこの本。

「岡崎さん、山本さんに出会えて本当によかったな〜」と思う。

でも、それと同じくらい、山本さんも岡崎さんと出会えてよかったんだろうな。

 

一巻目をあっという間に読み終わり、泣きながら、人生初のAmazonの口コミを書き、そのままの勢いで二巻目もゲット。

そして、今は海外にいて毎日忙しい弟にそっとおすすめしたのだった。

 

岡崎に捧ぐ 1 (コミックス単行本)

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