バルセロナで民族や歴史を垣間見る。
スペイン!と言ったら、やっぱりサグラダ・ファミリアでしょう!
ということでバルセロナに立ち寄った私。
バルセロナはちょっと歩いただけで
はっ…私、この街、すき!ってなるくらい魅力的な街です。
細い道が入り組んだ旧市街は、高い壁に囲まれて、あたりは暗いところも多いのに、暗さをまったく感じないほど、街全体がどこか明るい雰囲気をもっています。
一瞬でバルセロナに惚れ込んだ私。
てくてくひたすら街歩きしました。
すると、よく目にするこの旗。
・・・うん?何かのヒーローかな?(なんか色合い的に)
あそこにも、ここにも。
こんなにみんな掲げてるとなると、さすがに意味ありげじゃないですか…?
っていうか、スペイン国旗ないじゃん。どこにもないじゃん。
オカシクナイ…?
…あー!!
あいわかった!
サッカーだ!!これ、サッカーチームの旗じゃない!?
ほら!メッシ!メッシいるし!!!
(サッカーに疎い私でも知っている有名選手)
ハア〜、さすがだね、バルセロナ。
サッカー熱がすごいな〜〜。
しかし、
ユニフォーム、こんな色してたっけ???
なんかもうちょっとあずき色っぽかった気が・・・
と思い始めた私。
一時はサッカーの旗だと納得して終わろうと思いましたが、やっぱり気になる!
宿に着いた瞬間ググりました。
バルセロナ、旗、検索っと・・・
「カタルーニャ州の旗」
か、カタルーニャ・・・?
特に青地に白い星の入った旗は、独立の意思を示しているものだそう。
バルセロナを含んだカタルーニャ州は、昔から独立国としての力を持っていた地域だったみたい。1714年9月11日、スペイン継承戦争で自治権を失って、20世紀前半にようやく自治権を回復。でも第2次世界大戦後のフランコ独裁下では、カタルーニャ語とか音楽とか祭礼は激しい弾圧にあったんだって。
カタルーニャ州は九州と同じくらいの面積で、人口は九州の半分くらい。
でも、カタルーニャ州だけでデンマークと同じくらいのGDPなのだそう。
独立できるほどの力を、今も持ってるんだね〜。
私がバルセロナを訪れたのは、2014年の10月だったんだけど、その年の9月11日は、スペイン継承戦争で自治権を失ってからちょうど300年の年だったみたい!その日は180万人が集まる大規模なデモがあったそう。知らなかった〜!
そういえば私もデモみたいな集会、見たよ。
夜のカタルーニャ広場。
小さな小さな島国に生まれた私は「民族」っていうものに疎い。
歴史上でもヨーロッパのように民族が行き交う地ではなかった日本。
ひとたび海を渡れば、こんなにリアルに民族や歴史を感じるんだなぁ・・・
ゼミの先生も言ってた。今のヨーロッパの国々は、ほんとに最近できた「一応、一つの形に収まっているだけ」の国なんだって。
その時は概念的なものとして聞いてたけど、こんなに現実的なものだったんだ…!
知らなかった〜。
色んな事を肌で感じさせてくれた、バルセロナの街。
本当におすすめ。私もまた行きたいな〜!₍ᵔ·͈༝·͈ᵔ₎
↓ 参考にさせていただいた記事 ↓
バルセロナでのハプニング!