なにか書きたい。

30代になっても自由に、思いのままに、なにか書いています。

失恋したときのこと 2(付き合ってたとき編)

馴れ初め編もだけど、以下、とても長いです。

過去のノロケ入っててイタいです。自分で言います。イタいです。

しかもタイトル『失恋したときのこと』なくせにまだ失恋しませんすみません…笑

 

 

 

高校を卒業して数日後、有名国立大進学が決まった高橋くん(仮名)と付き合うことになった私。イケメンだし、優しいし、頭もいい。そんな高橋くんは男女問わずいろんな人から愛される、人徳の持ち主でもあった。

 

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そんな高橋くんに対して私は、志望校には落ち、あまりよく調べもしなかったデザイン科の4年制大学に進んだ。自分に自信なんて一切なかった。

人生の第一関門である大学受験を、こんなにもテキトーにくぐっちゃったけど、本当にいいのかな…というわだかまりを抱えたまま、女子大生になった。

 

 

付き合って初めてのデートにて

 

高橋くん「お揃いのもの、何か買おう♪」

「えっ…、う、うん!(さすが高橋くん、経験値高いナ〜)」

 

私も高橋くんと付き合うまで彼氏はいたけど、カウントできないくらいの付き合いしかしてない人が2人、うぶすぎる付き合いだった人が1人。恋愛経験は本当に浅かった。

 

「なんかあんまりいいのないね〜」

「あっ、これは?まあまあ可愛い」

「あ、ほんとだ。これにしよっか、なつが選んでくれたし♪」

 

経験値、高っ!!!

 

 

その日の帰り道、バス停まで見送ってくれた高橋くん。

もうそろそろバス来ます!という時に、初ちゅーをくださろうとしてくださいましたが、なつお、拒否!ムリムリムリムリ! そんな!イケメンのお顔が!近付いたら!!危ないっ!た お れ る !!!

一瞬しゅんとした高橋くんでしたが、おでこにそっとキスしてくれました。

 

なんなの・・・

経験値高すぎない・・・???泣

 

 

 

高橋くんは最初から最後まで、私にはもったいないほどの人だった。

 

私は彼女として何とか見劣りしないように、ダイエットしたり、おしゃれを勉強してみたりして、まず外見だけでも何とかしようとした。「可愛い服、みんなどこで買ってるんだよ…」そう思っていたくらい、オシャレ初心者でもあった。

 

大学は新宿にあったし、デザイン科でもあったので、まわりの友達もみんなオシャレ上級者。「あ〜もう消えたい…」って思うほど毎日着ていく服がない。自分どんだけダサい人間なんだ…

 

でも私は高橋くんの彼女。しくしく泣いてる場合じゃない!

可愛い服を買わねば!!!

 

思い切って、オシャレ上級者の友達に「どこで服、買ってるの?私、そういうの全然わからなくって、、」と聞いた。

それを真摯に受けとめてくれた友達は、その日のうちに新宿ミロードに連れて行ってくれて、「ここら辺のフロアは高いから、この辺がいいと思うよ♪」とまで。優しすぎる…。

 

ミロードは帰り道に寄れる手軽さだし、「渋谷とかコワイ!」と思っていた下町育ちの私でも行ける気がした。でもこんなダッサい自分がオシャレショップに立ち入るなんて、しばらくは激恥ずかしかった。

 

さらに、「服ってお金掛かる…!」と衝撃を受けた。

バイトをしなければ…!

こうして私は居酒屋バイトを始めた。

 

 

 

高橋くんと付き合っていた頃の思い出は、楽しかったことばかり。

よく、別れた人との思い出って美化されるよねって言うけれど、私は付き合っていた頃から「楽しい、毎日がキラキラ楽しすぎる、、こんなに楽しくって大丈夫かな」と思っていた。

 

高橋くんはさりげなくむっちゃ素敵な人だった。

いつも何事もしっかりリードしてくれたけど、さりげなかった。

重そうなものを持っていれば「あっ、持つよ」とさりげなく持ってくれた。

 

頭はめちゃくちゃ良いのに、ちょっとおバカなところもあった。

ぼーっとしている静かな時間も、高橋くんの包容力みたいなので包まれている感じがした。

見た目やスペックだけでなく、その人間性も本当に完璧すぎる人だった。

 

 

2人で本当にいろんな所へ行った。

横浜の山下公園で見た花火とか、すっごく綺麗だった。あまりに楽しい思い出すぎて、あの花火大会を山下公園で見るのは、次にとっても好きになれた人としか行きたくないくらい。

 

半年記念日には水族館に行った。

イルカの3Dキーホルダーをお揃いで買ったのに、その日だったか、数日後だったか、「あのキーホルダー落としちゃって、割れた…」って泣いてる顔文字とともにメールしてきた。

私は、それをメールしてくるなんて、そんなに私と一緒に買ったものを大事に思ってくれてるなんて、嬉しくって、なんかかわいくって、「あはは、かわいい!」と返事した。

「なにそれ〜」みたく言ってたけど、真意はこれじゃ!言葉足らずでごめんね。笑

 

 

付き合ってから2回目の私の誕生日にはディズニーシーに行った。

帰り道にトイレに寄ったら珍しく私のほうが先に出てきて、向こうのトイレからポップコーンのバスケットを落とす音が聞こえた。

(あっ、そういえば持っててもらってたんだ、邪魔だっただろうに…)

その日は疲れてて家に帰ってすぐ寝ちゃったけど、次の日、マリーちゃんのポップコーンバスケットにバースデーカードが入っているのを発見!「…あれ?なんか紙かなんか入ってる?…入れたっけ??」とか思ったし!

 

高橋くんはサプライズなんてするキャラじゃない。

それなのに、こんな、、手紙書いてくれた、、涙

しかも音鳴るし、、、かわいい、、、、、涙

そこには、高校生のころ送ってくれた年賀状と同じ、たどたどしい字が並んでいた。内容もクスッと笑える。そして、やっぱりさりげなく真心を感じた。

 

あー!あのカード。あれだけは何年も捨てずにいたのに。

2年くらい前に「いくらなんでも取っときすぎかな、こんなの取ってあったら向こうも気持ち悪かろう」と思って、えいっ!って捨てちゃった。(´;ω;`)

ときどき思い出してちょっぴり後悔。

 

 

 

私は高橋くんに自分の思いをしっかり伝えられていたんだろうか。

別れてからすごくよく思う。

「好きだよ」なんて恥ずかしすぎて絶対言えなかったし、やきもち妬いても「私にはそんな資格ないし、嫌われたくないから」と、気持ちを表に出さなかった。

 

相手のことを大事に思うなら、その分、自分の感情をまっすぐ伝えるべきだった。

エッチなことも、もっと勉強すべきだった。(マジメにそう思ってます)

もっと、自分を磨くべきだった。

 

あんなに私を大事にしてくれたのに、私にたくさんのものを与えてくれたのに、私は何もできなかったなー、ごめんだなー、ほんとごめんだなーー…と、常々思う。

 

 

 

これから出会う人には!この経験を活かして…!

と思うけどなかなか出会わないんだなーこれが。

 

続きはまた書く。

 

 

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