なにか書きたい。

自由に生きる30歳が思いのままになにか書きます。

ロンドンで高速バスを待っていたときの話。

 

ロンドンに少し滞在したあとはパリへ向かうことにした。 

ヨーロッパはどうせなら陸路で移動したいな〜!と考えていた私。

 

都市部にはない景色が見られるし〜、

背の高い大きなバスからの眺めは大好き! 

それに高速バスは比較的安いし〜、 

乗り換えもなく一度乗ったら目的地に着くのもいいし〜、

夜乗ったら、朝到着。

 

おっと〜?

一泊分の宿代も浮くとな?✨

 

高速バス、最高だな!!!

 

ということで、

ロンドン→パリ間は高速バスにチャレンジしてみることにした。

 

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バスターミナル「ヴィクトリア・コーチ・ステーション」 

 

私は飛行機もバスも、乗り物はだいたい窓側派。

景色を楽しみたいし、酔いそうになったときも外を見ていればなんとかなる。

 

しかし、チケットは予約できても席は予約できないようだった。

窓側席をゲットすべく、早めに順番待ちしなければ! 

 

ステーションでスーツケースを預け、街歩きに出た私は、バスが出発する2時間ほど前にはステーションに舞い戻り、ベンチで順番待ちをしていた。

 

ステーションの待合スペースにはバスの出発を待つお客さんがたくさんいた。

バスが一本出発しても、次のバスを待つお客さんですぐにベンチが埋まった。

 

ふと見ると、私の座るベンチの向かいには3人の若い男の子たちが座っていた。

 

…はっ、、イケてる!✨

 

ロンドンに住む子たちだろうか。

 

大人っぽく見えるけど、きっと10代なんだろうな〜

…高校生かも。わっか〜!

 

1人の男の子は真っ白いキャップをうしろ前にして被っていたけど、それが鼻の高いイケメンなお顔にぴったりだった。他の2人も気だるそうにベンチに寄りかかっているけど妙にイケている。もう、無造作に足元に置かれたドラム型の旅行バッグさえもイケて見えた。

 

あれだ、

 

アップ・オール・ナイト

 

ワン・ダイレクションか

 

5 Seconds Of Summer (Deluxe)

 

ファイブ・セカンズ・オブ・サマーのメンバーに違いなかった。(違う)

 

 

ベンチからバスを待つお客さんたちを眺めながら、電光掲示板に踊る文字を見た。

わ〜、ロンドンからほんとにいろんな都市へ向けてバスが出ているんだな〜

 

デュッセルドルフ

アムステルダム

 

すでに懐かしく思える都市の名前も踊っていた。

アムステルダム行きに飛び乗れば、今からでもかう一家に会えるんだ…

かうの家は本当にあたたかかったな。

うう…かう…

 

やっぱり、一人は寂しい。

 

それに…これから向かうは、パリ。

スリとか多いって聞くけど大丈夫かな。

 

そんなことを考えながら

バスのチケットを眺めていると。

 

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「ねえ、」

 

誰かに話しかけられた。

えっ!?と顔をあげてみると、向かいの男の子たちと目が合った。

 

(そんなはずは…)と目を泳がせると、

 

「〜〜〜〜〜?」

3人のうちの1人が私に何かを聞いていた。

 

えっ、、

 

えっ、、???

 

( 1Dに話しかけられています〜〜〜!!!!!)

  ※1Dとは One Direction の略称です

 

がしかし!

 

きっと、おそらく、、、

いや、100%!

英語で何かを聞かれたのに、まったく聞き取れなかった。

 

「えっ…ごめん、なに…?」

「ああ…、〜〜〜〜〜?」

 

 

え〜〜〜???😂

 

 

どうしよう!

聞き取れない!

 

 

 

苦い経験が蘇ってくる…

 

浅草にあるファミレスでバイトしていたときのことだ。

その店は海外からのお客さんが大勢来るところだった。

 

ある日、いつものように働いていると、外国人グループのテーブルに呼び止められた。

腕にところどころタトゥーを入れている、ロックバンドのような出で立ちの、顔がとっても小さくて、色白で、瞳の青い、若くてイケイケな人たちだった。

 

テーブルにまだお冷しか置いてなかったので、注文かな?と思い、「ハイ♪」と応えると、英語で何かを聞かれた。

 

(えっ、、??)

 

いつもはなんとなく聞き取れる英語。

なのに、その人たちのは1語たりとも聞き取れなかった。

 

塩のビンを持って何かを聞いているので、(塩って答えればいいのかな…?)と思ったのだが、いかんせん疑問詞からして聞き取れないのだ。

 

戸惑う私を見たその人は、一瞬おいて

「ほらな、塩さえも答えられないぜ!!」と言った。

その一言にどっと沸くテーブル。

 

ショックだった。

 

英語なのに…

「塩さえも答えられないぜ!」は聞き取れたのに。

なんで疑問文がまったく聞き取れなかったんだろう??

 

のちに思い当たった。

彼らが話していたのはたぶん、イギリス英語だったのだ。

 

私たち日本人が聞き慣れているのは、アメリカ英語。

イギリス英語とは発音の仕方がけっこう、、かなり、、違うのだ。

 

TOEICの高得点を狙う人たちはトレーニングする人もいるのではないだろうか。

アメリカ英語・イギリス英語・オーストラリア英語…を聞き分けるための。

(最近ではインド英語なども台頭してきているそう。おもしろいよね)

 

 

 

そう、1D(3人の男の子たち)の話す英語は本場・イギリス英語だったのだ!

どうする…どうする私!!

 

幼気な…こんなに澄んだ目をした少年3人が…

私のようなエイジア(アジア)から来た旅行者に話し掛けてくれているというのに…

 

がんばれ!私!

聞き取るんだ私!

 

せめて疑問詞だけでも!!!

 

「ほんっとうにごめん、もう一回だけお願い!」

 

「ああ笑、OK!

 …〜〜〜〜〜?」

 

「っ……(。;ω;。)」

声なき声をあげる私。

 

頭の中でその音を分析しようにも…

ダメだ、、ひとっことも聞き取れない。

 

(どう…?いけ…ない??)

という顔をする3人。

ファミレスのイケイケ若者とは違う、優しい顔だった。

 

「〜ダメだ…ごめんね、、」

弱々しく答える私。

 

「ああ笑、いいよ、気にしないで」

 

 

こうして1Dとの会話は終わった。

3人は私より早く、アムステルダム行きのバスに乗っていってしまった。

 

悲しかった。

 

異国の若い子たちと話してみたかったな。

もしかしたら日本を紹介できたかも。

イギリスの面白い話も聞けたかも。

若い人ならではのリアクションを見れたかもしれないのに…

 

まだまだ自分のバスまでに時間がある私は延々と一人反省会をしていた。

そして、ひとつの確信を得た。

 

 

5W 1H で聞かれてると思ったら大間違いじゃない?

疑問文には Do とか Does とかもあるじゃん!!

 

 

遅ーーーーーい \(^o^)/

 

ていうか塩のくだりもそれじゃね…?笑

 

よし、

 

今度こそ…

今度こそ1Dの質問が聞き取れるようにするぞ…!!!

 

そう夜のバスステーションで心に誓った私なのであった。

 

 

 

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