美容師さんに聞いた話からの。
先日、美容院に行ったときの話。
近くに座っていたお客さんが美容師さんに「あ〜!髪、自分で切ったでしょ!」と言われていた。そのお客さんは髪がとても長くって、「ちょっとだよ〜!内側を、ちょっとだけ!」と言っていた。私が「へぇ…やっぱりわかるんだぁ」とつぶやくと、肩のマッサージをしてくれていた美容師さんが「だいたいわかりますよ」と教えてくれた。
例えば、髪をくるくると右手の指に巻きつけながらいじる癖がある人は、右側の髪の毛が途中から切れていたりするらしい。「なんか妙に右の毛ばっかり切れてるな〜」と思って聞いてみたらそういう癖があるとわかったのだそうだ。
髪質も、当然のことながら一人ひとりまったく違うという。
私は今年のはじめ、高校時代の友だちに「ちょっと!どこのギャルに話し掛けられたのかと思ったら菜月じゃん!」と言われたこともあり笑、明るかった髪色を暗くしようと試みた。
それまでは忙しかったり、美容院まで行くのがめんどうだったり、節約したかったりで、市販の泡カラーで根本だけ染めることも多かったのだけど、いつもダークブラウンを選んで染めるのに、いつの間にか透き通った茶髪(ギャル)にまで明るくなってしまうので、そのときは美容院に行くことにした。
そこから1回、2回とカラーを繰り返しても、頑固なギャル髪はすぐまた数週間で明るくなりはじめる。ま、一度ギャル髪になっちゃったんだから戻すのは難しいよね!と、この前はギャル毛先をバッサリ切ってもらった。
いつだったか、私のスペシャルスタイリスト中里さんは言った。
「なつさんの髪質はすごく染まりやすいですね」
…えっ、髪質に染まりやすいとかあるの!? そんなこと、全然知らなかった!
なんでも、どんなにブリーチしても金髪にならず、茶髪止まりになってしまう色素の強い髪質の人もいるのだそう。マジか。
前に他の美容師さんに「泡カラーは傷むよ〜!やめな?」と言われてもやめなかった私、中里さんに「泡カラーはどんな髪質の人もちゃんと染まるようにしてあるから、なつさんの髪質だと染まり過ぎちゃうのかも」と言われ、即やめるという。笑
この前はそんな中里さんに「やっぱりその道のプロに話を聞くとおもしろいですね」と言ったら、ドラマの話も聞かせてくれた。
「この前たまたまテレビをつけたら観月ありさが出てて。骨のことにめちゃくちゃ詳しい役をやってたんですけど、頭蓋骨の歯の状態から、その人が生前どっちが利き手だったのかわかるって言ってました。歯磨きのときの歯の削れ具合でわかるみたいです」
へぇ〜〜〜〜〜っ!!
そ、それは…
たまには左手でも磨かないと……!笑
世の中には、その道のプロしか知り得ないことがゴマンとあるのだろう。
ちなみに私は長年、クリーニング屋の受付をやってきた。
そのとき感じたのは、喫煙者の人たちは、若い人はタバコの臭いがワイシャツからしかしてこないけど、年がいくにつれ体の中からも臭いがしてくるということ。
お客さんの中にはただの口臭の人もいれば、加齢臭の人もいた。でも、喫煙者の人のそれは、また独特な臭いがしていたのだ。
(タバコ、怖いなぁ。若いうちは体もキレイだから「内臓が汚れるって言ってもそうでもないじゃん!」と思うのかも。きっと、じわじわだけど確実に汚れているんやでェ…)と思ったものだ。
何らクリーニングと関係のないことを知り得た私…( ˘ω˘ )
その道のプロの話、おもしろいなぁ。
もっともっといろんなプロに話を聞いてみたいものだ。