28歳が『orange』を読んだ感想書きたい。
みなさん、『orange』という漫画をご存知ですか?
私がこの漫画を初めて見かけたのは、今からどれくらい前だろう…1年くらい前かな。
クリーニング屋の作業台の上でした。
バイトの女子高生の子が友達にかりたのかな、何冊かまとめて紙袋に入れて作業台の上に置いて忘れて帰ったみたいでした。
高校生!って感じだな〜〜♡なんて思いながらそのままにしておいたのですが、紙袋の一番上の一冊だけは表紙が見えていました。それがすごく綺麗で、ハッと目に留まったのを覚えています。
多分これだったと思う。4巻だったのね。笑
私が読んでいた一番最後の少女漫画は矢沢あいさんの作品。
『NANA』とか、『NANA』が面白かったから遡って読んだ『ご近所物語』とか。
そんなに漫画を読まない私は、最近の漫画家さんについても全く知らなかったので、(最近の高校生が読んでる漫画の画力も高いな〜、高野苺さんて知らない。でも、素敵な絵を描く人だな〜)と感心したのです。
しかし、そのときは漫画にも興味はなかったし、ましてや若い男女の恋愛模様が描かれる、ピュアな、青春まっさかりキラキラ少女漫画などは、もう自分なんぞが読んでいいものではないとの固定観念が何年も前からあり(?)、「読んでみたい」などとは露ほども思わず、『orange』との初対面は静かに終わったのでありました。
だがしかし!
ある日、私はもう一度、この『orange』を思い出す機会に恵まれたのです。
そう、我らが高橋優さまがアニメ『orange』のテーマソングを歌ったというではありませんか!みなさまもご存知でしょう、『光の破片』という曲です!聴いて!笑
あっ、あのときの漫画だ…!
この作品のために、優くんが書き下ろしたという曲。
どんな話なんだ、『orange』!
この作品を読んで、どんなことを感じて、優くんはこの曲を書いたの…!
そう思ってしばらく時は過ぎ。
行きつけのTSUTAYAではじまった漫画レンタル。
開始記念で、1冊50円で一週間レンタルできる!安〜い!
そう思った私、何気なく棚を見ていると…
あっ…!
やっぱり綺麗。この人の絵…
よーし、読んでみちゃおっかな〜!
(28歳なのに!女子高生のみなさん申し訳!)
でも超王道恋愛モノで(ウッ…)ってなったらツライし、1巻だけにしとく!ナイスな選択〜!!!
結果…
28歳独女、いつものツタヤで始まったコミックレンタルでorangeを借りてきて1巻で泣く。
— なつ (@naa67blog) 2016年10月4日
泣きました・・・!
結構ガチで。
1巻しか借りてきてなかったので、さっそく次の日にTSUTAYAに駆け込みましたが2巻が一冊もナイ…!他の巻は揃ってるのに。間抜けで読むなんて絶対イヤッ!
また明日来るか…と帰途についたのだけど、まったく我慢できず、2〜5巻をKindleで買ってしまいました。もちろん後で1巻も買いました。うふふ〜
*
このお話の登場人物はみんな高校生なんです。
でも、同時に26歳になったみんなも出てくるの。
仲良し6人組、みんな愛おしい。
みんな好き。
萩田オモロイ。
でも26歳になったみんなには、とても後悔していることがあるのです。
*
は〜、後悔してることかぁ。
私は何だろう。
高校生の頃、世界史の授業を「カタカナだらけで覚えられない〜」とか言いながら、ただの暗記科目だと思いながら、まったく興味を持たず聞き流していたことかな〜〜泣
みなさんは、後悔してることってありますか?
もしその過去を変えられるなら、変えたいですか?
*
『orange』には、伝えたいテーマがあります!
それを読者の私が「これです!」なんて言うことはできないけれど、私はそれにめちゃくちゃ感動しました。泣きました。(私が翔だったらそこまで思われると嫌かも…なんて思うことも多少はありますが笑、それでも泣きました)
高校生のみんなにも!
28歳のわたしにも!
とっても大事なことだ。ほんとに。
なにげなく過ぎ去っている、今。
目の前にいる、大好きな人。
伝えたいこと、ちゃんと伝えられてるかな。
一時の恥ずかしさとか、そんなもののせいにして伝えるのを諦めていないかな。
想いを伝えるの、とっても大事!
伝えたいことは、ちゃんと伝えなきゃ!
そう思わせてくれる作品でした。
私が書くとなんか薄っぺらい感じする!ぜひ読んでみてください!
そして共に泣きながらこのテーマを噛み締めよう…!!
最初からリンク貼りまくってるけど、最後にも。
こちらは3巻。高校生!て感じ。
(*ノ´∀`*)ノ
orange(3) (アクションコミックス(月刊アクション))
- 作者: 高野苺
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2014/08/22
- メディア: コミック
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表紙がどれも本当に綺麗なんだ…!
いつか本棚スペース確保して紙の本も買おうかなぁ。