なにか書きたい。

自由気ままに生きる29歳が思いのままになにか書きます。

川で流されたときの話。

 

千と千尋の神隠し

みなさま、観たことありますか?

 

ジブリの代表作ってどれも深〜い意味があって、ちょっとずつ大人になってその度に見返すと、その度に感じるものが違って、なんか感慨深かったりしますよね。

この前、金曜ロードショーで『もののけ姫』やってたけど、あれもまた感動したよ28歳は…「オッコトヌシ様ほんとごめん、ほんとごめん、、」ってなったよ。笑

 

 

そんなジブリの代表作の一つ、千と千尋の神隠し

千尋とハクは現実世界で一度、出会っているんだよね。

そう、千尋が川で溺れた時に。

 

千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]

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↑ ちょうどこのシーン !!

 

 

あれ、私も小学生の頃、体験したんです!

私もハクに助けられたのかもしれん〜( ˘ω˘ )笑

 

 

まあ笑い事じゃない。

 

かなり昔のことだから、記憶が彼方に追いやられてたんだけど、ここ数年、川で流されて亡くなる人のニュースとか見て、「私もあのとき、死んでてもおかしくなかったんだな」って実感するようになってきた。

 

今回はそんな貴重?な体験のお話をば。

 

 

 

あの夏の日。

私は、田舎の祖父母の家に帰省中だった。

その日は天気も良く暑くて、父と弟と従姉妹の4人で川に泳ぎに行くことになった。

 

その川原は、ちょうど上流から中流に差し掛かるあたりで、上流の方は足が全然つかないくらい深いところもあるし、下流の方は足首くらいまでしか水がこないくらい浅いところもあった。

 

水がとっても冷たくって、ところどころの大きな岩で流れが分かれ、ザーザーと勢いよく水が流れているところもあって、遊ぶのにはもってこいの川原だった。

 

川で泳ぐのって、流れに身を任せて泳いだりするのがとっても楽しいんだよね。

あと、岩から飛び込んだりさ。 

私たちもそうやって泳いだり、釣りをしたりしていた。

 

 

そんなとき、「動けなーい!」と声がした。 

見ると弟が向こうの川の中で立ち止まっていた。

その辺りは胸よりちょっと上まで水が来ているだけで、なんら変わったことはなく見える。

 

なんで動けないんだろ?

そう思いながら、そこから近いところにいた私は、川に入ったまま弟の方へ歩いていった。

 

「あっ…!」

近くまで行くと、弟がなんで動けないかがわかった。

すぐそばの大きな岩と岩のあいだへ流れようとする、目には見えない水の流れが、強い力で下流の方へと弟の体を引っ張っていたのだった。

 

「わー、これは動けないね!」

 

弟は私の方へ両手を伸ばして、

「たすけてー!」と笑いながら言っていた。

私も弟も、近くの岩の上でそれを見ていた父も、誰ひとりとして危機感などなかった。

 

弟の手を取った。

まさか、と思った。本当にまったく動けない…!

 

流れ、スゴイな…

そう思った瞬間、

 

流された。

 

一瞬のことすぎて訳がわからなかったけど、とにかく物凄い勢いで川に引きこまれたことだけはわかった。

水の中で目を開けると、ぐわーーっていう水の流れと気泡が見えた。

 

 

ホントに千尋が見た映像とすごく似てる!

あんな感じで、でももっと体が水流でぐるぐるしてたと思う。

 

私は途中、大きな岩に叩きつけられた。

ドーン!…パッ( ゚Д゚)

 

その岩に川の流れがぶつかって、ザーザーいいながら流れが二手に分かれていた。

岩にへばりついた一瞬だけ水から顔が出たようで、息が吸えた。

そこでなんとか岩によじ登ろうと一瞬考えたけど、水の流れは凄まじく、すぐまた流されてしまった。

 

 

手を取ったはずの弟はどこだろう、一緒に岩に叩きつけられたはず。

息、吸えたかな・・・

 

そんな事を考えながら水の中の景色を見ていた。

 

ゴオオオオオ!っていう川の流れは不気味に暗い色をしていたけど、次第にキラキラ〜っていう明るい色に変わっていった。ゆらゆらと流れが穏やかになってきたようだった。

 

そのキラキラをボーッと見ていたら、パッと水面から顔が出て、

あっ、助かったみたい…と思った。

 

 

私は大きな岩に叩きつけられた後、すぐ左の方に流されたようだった。

その先は水深は結構深いんだけど、流れは緩やかで、入り江っていうかなんていうか…、川の行く先が行き止まりになっているところだった。

そこの水は日の光で川の水より少しだけ温かかった。

 

やっと岩によじ登ることができて、その上から弟を探した。

でも、どこにもいない。

見ると私が叩きつけられた岩が向こうに見えて、その右側の流れは激しく、その先はよく見えなかった。 きっと、弟は向こうに流されたに違いない。

 

半べそをかきながらそっちへ向かった。

もう川の中は怖くて、岩を伝って。

「陸、陸〜??」

でも、やっぱりどこにもいない。

 

 

向こうの岩の上で従姉妹が呆然と立っていた。

従姉妹は私を見つけると、こわばった顔をして指を差した。

その先を見ると、父が私たちを助けようと川の中に入っていて、その頭だけ見えた。

 

「父〜〜〜!!!泣泣泣」

 

そのときは父も溺れてるのかと思ったけど、今思うと、私たちが川の中に沈んでいないか探していたのかもな。川の流れに逆らうようにして泳いでいた姿が記憶の中にある。

 

 

ど、どうしよう、どうしよう、、、

と思っていると、

 

「なっぢゃ〜〜〜ん!!!」

と弟が泣きながら、はるか下流の方から走ってやって来るのが見えた。

 

あっ、、!!!よかった、、弟も無事だ、、!!! 

 

駆け寄ってきた弟の両足には、真っ赤な細かい引っかき傷がたくさんできていた。

だいぶ下の方まで流されたようだった。

 

よかった、よかった〜〜と一瞬だけお互いの無事を喜び合ったのだけど、「あれ!」と父を指差すと、弟はまた泣き叫んだ。

 

 

・・・

 

 

その後のことがさー、なんか記憶からガサッとなくって。(オイ笑)

なんでだろう!?\(^o^)/

 

とりあえず、父も無事で、なんとか事なきを得たのでした。

その後はどんな会話をしたのかも覚えてない。

 

 

そうしてその後、何年間も、川で流されたことなんて「ちょっと転んで怪我しちゃった」くらいにしか捉えてなかった。

それにもうほぼ忘れ去ってた。 

 

でもここ数年で、あれは死んでもおかしくなかったんだなと思うようになってきた。

 

 

あのとき、岩にぶつかっていなかったら、息を吸えなかったかもしれない。

あのとき、どこかの瞬間で水を飲んでしまっていたら、気を失ってたかもしれない。

あのとき、私は助かっても、弟は、父は、助からなかったかもしれない、、、

 

そう思うとゾッとする。

 

父が私たちを探していた所は、私たちが流されていった先じゃない。

もっともっと上流の方だった。

流された瞬間を見ていた人でも、流された人のことなんて一瞬で見失ってしまうんだ…

 

 

ー 川に流されて人が亡くなった ー

そんなニュースに映る川は、浅くて穏やかそうに見える川も多い。

私たちが流されたところも、水に動きがないように見えた。

 

今ならわかる。

川、とっても危ないで…!

 

私たちが泳いでたあの川も、ずっと後になってから、遊泳禁止区域ができたと聞いた。

うん、そういうのできてもおかしくないくらい、危ないで…!!

 

 

以前、マスクド・ニシオカさんの記事にとても参考になるものがありました。

 

www.maskednishioka.com

 

とてもわかりやすいですね。

 

どんな事やどんな場所が危険なのか

どんな場面で人は溺れるのか

 

それを知っておくだけでも、事故防止に繋がると思う。

これから泳ぎに行こうと計画してる人は読んでおいてほしいです!

 

 

 

ジブリの話から入って、かなりリアルな話になってしまいましたね…笑

こんな体験があるし、私、油屋に迷い込んでも大丈夫かも〜♡

と、最後だけメルヘン(?)入れてみました。

 

 

みなさん!

川のレジャー、気をつけなはれや!!!